「〜ミニマリストと〇〇〜 スペースコラボ祭り」は、いろいろなミニマリストさんをお招きし、さまざまなテーマで語り合うお祭り。暑い夏を楽しいお話で乗り切ろうという企画です。X(旧Twitter)のスペースで対談を行い、その内容を記事にして公開いたします。
第2回目のゲストは、資産7,000万円を貯めてセミリタイアをした「がん太郎」さんをお呼びいたしました。
がん太郎さんは、ご夫婦で資産7,000万円を貯め、安定した公務員の職を手放したミニマリスト。なぜ、セミリタイアを目指し、どうやって資産を貯めていったのか、非常に気になりますよね。そこでこの記事では、いかにして「がん太郎」さんがセミリタイアへの道を歩み、退職にまで至ったのかを探ってみようと思います。
がん太郎@セミリタイア生活中
2023年に資産7,000万円でセミリタイア。夫婦で二人暮らしをする元公務員ミニマリスト。
ブログ=https://gantaro1985.com
がん太郎さんにインタビュー「ミニマリストとセミリタイア」
——初めましての感じはしないのですが、初めましてですね!よろしくお願いいたします!
「僕もそんな感じがします!よろしくお願いします!」
——最初に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
「はい。ミニマリストがん太郎です。昔は公務員をやっており、去年(2023年)の10月に退職をしました。ミニマリストに目覚めたのは約3年から4年くらい前で、資産形成するにはミニマリストとの相性が抜群だなと思って、ミニマリストと投資、資産形成ということで発信を当時していました」
「去年の10月に異動があって、その際に、もうこれ以上振り回されたり、この規則にがんじがらみになる生活は嫌だなって考えたりして、資産が7000万円貯まったところで、退職しました」
Q1.セミリタイア後の生活は?
——セミリタイア後の生活はどうですか?
「正直、もう生活は乱れまくりましたね。自分でこんだけ堕落するんだっていうぐらい堕落した生活を送っていました。警察官の時は、出勤もすごく早くて、8時半から勤務開始なんですけど、僕はもう7時前に出勤していて……。で、泊まりだったときは帰ると次の日の、まあ一番遅くてですけど16時とか。そういう生活が長かったんで、なんかそういう反動か分かんないですけど、もう今は朝は寝たいだけ寝て、夜は起きたいだけ寝て」
——今ちなみにどういう仕事をやられてるんですか?
「介護事務をやってるんですけど。なんでかっていうと、私服勤務がやってよかったっていうのと,平日も休みがあるっていうので。」
——仕事への向き合い方はどうなんですか?
「これ以上、支出と収入が均衡してれば、もう大丈夫だなとは思っています。今は遊ぶお金があればいいなとか、旅行行けるお金があったらいいなって思っているのですが、正直言って今やってる職場も、なんかやることはやるんですけど、前ほど身が入らないっていうか……。嫌だったら辞めちゃおうっていう、いい加減っちゃいい加減なんですけど、そういう感じでやってます」
——でも、そこから再就職するっていう勇気がすごいですね。
「それもちょっと試したかったことなんですよね。35歳転職限界説とか、公務員だったから転職しづらいとか、できないとかってあると思うんですけど、それちょっと覆せないかなって。それもそれで経験として面白いなと思ったんですよね」
——面白いですね!では、がん太郎さんにとって、残りの人生は遊び?ゲーム?みたいなものなのでしょうか?
「自分の人生を実験だと例えてるんですよね。このチャレンジをして、成功するかしないかみたいな。そのくらいの感覚で生きていけたらいいなって思います」
——現在は資産が7,000万円ですが、もともとは、いくらあったら完全に働かなくてもいいなって思っていたのですが?
「本当は新NISAが全部積み立て終わったら辞めようかなって思ってて。45歳ぐらいだったらもう本当にフルでリタイアできるんじゃないかなって思ってたりもしました。しかし、そこまで耐えられず会社を辞めてしまったんですよね」
——僕の感覚値で言うと、7,000万円までいったら、多分働かないと思います。それでも働く理由ってあるのでしょうか?
「結局、セミリタイヤしたってSNSでは言ってるんですけど、実際は退職してみて、一旦そういう生活をしてみるっていう経験を得たっていう感覚です。FIREって実際そうなんじゃないかなって最近思ってます。多分そこからみんな、個人事業・フリーランスになってみたり、会社立ち上げてみたり、またやっぱり会社員とか公務員がいいよねって言って戻ったりする人もいると思うんですけど、僕はそれを一回経験してみるっていうのが大事なのかなと思っています」
Q2.がん太郎さんがミニマリストになったきっかけは?
——がん太郎さんがミニマリストになったきっかけを教えていただけますでしょうか。
「ミニマリストになったのは3年くらい前のコロナ禍でした。何が一番最初のきっかけかは忘れてしまったのですが、当時はテレビを断捨離するっていうのが自分の周りで見聞きすることが増えていました。テレビはさすがにまだ無理だなと思っていたのですが、メルカリで本をどんどん売って、今度は本棚が要らなくなって本棚を売って、本棚を売ったあと、今度はマットとかそういう敷物を全部捨てて……といった具合に捨てる対象が、家具に近づいていきました」
「当時はコロナ禍で、ニュースも番組もコロナしかやってなくて、確かにこれって見る必要ないんだよなって思い始め、ついにテレビとプレイヤー、テレビ台を断捨離していったんです。それがまたメルカリで売れるとお金になるのが資産形成してくれると嬉しくて。あと、当時ブログをやったり昇任試験の勉強をしたりする上で、集中する環境づくりを作ろうっていうのがありました。それも相まって3、4年くらい前にミニマリストに目覚め、それ以降はテレビとか有形なものは一切買わなくなりました」
Q3.ミニマリストはセミリタイアのために役立ちますか?
——ミニマリストになって、セミリタイヤに近づけるような要素はありましたか。
「やっぱり一番は、支出を減らせるっていうところだと思うんですよね。例えばテレビを持たない、車は買わないだと、NHK契約しなくてよくなります。加えて車の購入代、維持代、保険代、駐車場代、ガソリン代とか、なくなるので、資産形成には大いに役立ちますよ」
——目に見えることではなくて、精神的な面で助かった部分とか、ミニマリズムが役立ったなみたいなことってありましたか?
「やっぱり余計なことをしたくない、余計な契約とかをしたくないっていうマインドが役に立ちました。一つ契約をするごとに何か縛られていくような感覚があって、余計な脳のリソースを使わないために無駄な保険や契約を結ばなくなりました」
「あとは服です。服はユニクロで全部統一して、一種類しか持っていません。仕事も私服なんで、私服も仕事も全部同じ格好で。おそらくですが毎日のよう職場の人は『この人、毎日同じ格好してるな』って思ってたと思います」
——それは面白いですね(笑)
「なんか、究極の面倒くさがり屋なのかもしれないって、自分のことを思ってます。余計なことをしないために、物を増やさないっていうミニマリストさんいるじゃないですか。たぶんそれと似てて、面倒くさいから、余計なことを極力減らして生きていきたい、そういう風に思っています」
——最後に、人生でこれだけはやっておきたいことはありますか。
「セミリタイヤしたかった理由の一つが、旅行なんですよね。海外旅行に行きたくて。妻と今話してるのは、まず身近で行きやすいタイ。他にもヨーロッパとか行きたいねって話はしてるんですけど……。あとやっぱり、クルーズ旅行ですかね」
— みくと|ミニマリスト/文章を綴る人 (@minimal_mikuto) August 17, 2024
がん太郎さんの活動
— みくと|ミニマリスト/文章を綴る人 (@minimal_mikuto) August 17, 2024
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